2016年7月5日~6日
中禅寺湖・華厳の滝・世界遺産:日光東照宮
7月5日(火)
昔の旅仲間「健ちゃん」と日光方面に行くために前日に東京入りしました。
今回泊まるホテルの送迎シャトルバスに乗るため、朝8時半に東京芸術劇場前で「健ちゃん」と待ち合わせをして「中禅寺湖温泉」に向かいました。
我々が利用した「おおるりグループ」のほか「伊藤園」など数社の手配により、様々な方面に向かうバスが、9時出発を目安に停車できる場所を探して、道路のこちら側や向う側に停車していきます。
我々を乗せたバスも、9時に「東京芸術劇場」前を出発しました。最初の休憩は、東北自動車道の「佐野SA」ですが、ここではトイレ休憩を兼ねてバスの乗り換えです。横浜など他の地区から来たバスも含めて、日光、鬼怒川などに向かう人が乗りあって来ていますが、ここで日光、鬼怒川などそれぞれが目的地行きのバスに乗換えです。この佐野SAがハブの役目です。良くできた仕組みです。
次の休憩場所は日光東照宮への入口となる「神橋」近くの、おおるりグループが運営する1Fが「ファミリーマート」、2Fがレストランになっている建物の駐車場です。ここでも昼食休憩も兼ねてそれぞれが泊まるホテル行きのバスに乗換えます。
午後1時にバスは我々の宿「湖畔亭」に到着しました。
東京を出るときは曇り空でしたが、東北自動車道に入ったあたりから小雨になり、こちらについても小雨は降り続いています。
<華厳の滝>
チェックインして部屋で寛いだ後、「華厳の滝」に向かいました。ホテルスタッフに今日は滝は見えないと思いますよと言われましたが、折角来たのでホテルを出ました。因みに、ホテルの目の前は「中禅寺湖」ですが小雨というか霧と言うか、とにかく霞んでほとんど見えませんのでスタッフの言葉にもうなづけます。
ホテルから徒歩15分ほどの距離ですが、半袖しか持ってきていない私には酷な寒さです。気温は15度前後だったと思いますが、霧状の小雨が降っているので体感温度はもっと低いです。冬場に日本観光に来て半袖でいる外人のように、涼しげな顔でいようと努めましたが寒かったです。
鑑瀑台に向かうために岩盤の中を「華厳の滝エレベーター」で100m下りましたが、観光客の50%が小学生の修学旅行、残りは40%が外国人。日本人観光客は10%くらいと言う割合でしょうか。エレベータに乗るときも、下りも上りも日本人は私と健ちゃんの2人だけで、後は全員外国の方でした。
肉眼では微かに滝の始まりから滝壺まで見渡せますが、カメラに収めるとさらに微かにしか映っていません。滝壺から流れ出てくるところは比較的見えますが、全体的に綺麗な滝を見ることは出来ませんでしたが、これも旅の楽しみです。
上と下では「鑑瀑スポット」の高さが異なり、上は最上場所で下は最下場所です。霞み具合が微妙に異なっています。
ホテルに戻り、夕食前に冷えた身体を温めるために温泉にのんびりとつかりました。
7月6日(水)
<中禅寺湖>
翌朝は朝目覚めると昨日とは打って変わって好天で、部屋からも中禅寺湖とその先の山々まで綺麗に見渡せます。
中禅寺湖遊歩道からの景色です。
下の2枚は、ホテルと「華厳の滝」の間にある「中禅寺湖」の展望台からの写真とパネルです。
<華厳の滝>
朝食を取った後、「華厳の滝」のエレベータはまだ動いていませんが、直ぐ近くに滝を見渡せるスポットがあるので、そこから「華厳の滝」を見ました。
上方からの眺めになるので滝壺周辺は見えませんが、綺麗な「華厳の滝」を見ることが出来ました。
昨日の写真と見比べてください。
滝とは反対方向を見ると雲海が綺麗に見えます。
「華厳の滝」から戻る途中、昨日は霞んで全く見えなかった「男体山」も全体がクリアに見えます。
ホテルから9時半出発のシャトルバスで、昨日昼食をとったファミリーマートまで行きましたが、中禅寺湖周辺は快晴だったのに、いろは坂を下るにつれて雲海を突き抜け、下に着いた頃は曇り空に変わっていましたが、雨の降る心配はなさそうな雲行きですが、中禅寺湖周辺の天候とは一変しました。
<神橋>
徒歩で日光東照宮を目指しますが、昨日は霧雨の中で見た「神橋」を改めて見学した後、二社一寺(日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺>への参道を登っていきます
上の2枚は、昨日(7月5日)に小雨の中で写したもので、下の2枚は今日(7月6日)写したものです。
<日光山輪王寺>
「神橋」から道路を隔てたところにある参道から登っていくと、先ずは、「輪王寺」に出ました。左の写真は、徳川家康、秀忠、家光の三代に仕えた「天海大僧正」の像です。
「三仏堂」は改修中ですが、1週間ほど前に3体の仏像は改修が終わり安置されたところでしたので、金色に輝く仏像を見ることが出来ました。「千手観音」「阿弥陀如来」「馬頭観音」の3体です。後2年で改修は終わり、さらに1年かけて養生部分を解体し、3年後には全面改修が終わった姿を見られるとの説明を受けました。
次に「大護摩堂」を除き、ちょうど護摩を焚いているところでしたが、5分ほどで退出しました。
<日光二荒山神社>
次に、二荒山神社に向かいました。ここに来るまで知りませんでしたが、パワースポットとして有名な神社だということです。
<縁結びの御神木>
<大鳥居>をくぐり<神門>の手前右手にあるのが<縁結びの御神木>です。
杉の木から楢の木が生えています。
杉楢一緒 ⇒ 好きなら一緒
<夫婦杉>
一つの根から2本の木が生えています。
<親子杉>
こちらは一つの根から3本の木が生えており、親子が寄り添うように見えることから、親子杉と呼ばれているようです。
<御神木>
<神楽殿>の横に立つ三本杉が、御神木。です。
<新苑>
こちらには入りませんでしたが、入り口から見える風景です。
靄っていたので、一層神秘的です。
<二荒山神社本殿>
<大猶院廟(三代将軍家光公廟)>
<仁王門><二天門>とくぐり<夜叉門>があります。この<夜叉門>には霊廟を鎮護する四夜叉がいます。
「毘陀羅(びだら)」「阿跋摩羅(あばつまら)」「ケン(牛偏に建)陀羅(けんだら)」「烏摩勒伽(うまろきゃ)」の四夜叉です。
<四夜叉>
<拝殿・相の間・本殿>
拝殿・相の間・本殿と連なる<権現造り>の建造物です。
<皇嘉門>
奥の院の入り口になる門です。この門の先に<家光公の墓所>がありますが、ここから先には行けません。
<日光東照宮>
さて、いよいよ<日光東照宮>です。が、残念ながら改修中で<三猿>はレプリカが飾られており、陽明門は養生シートで覆われていました。
<石鳥居>
<五重塔>
<神獣舎・三猿>
<三猿>は改修中のためにレプリカが飾られていますが、外国人観光客は前に立って、口を塞いだり、耳を塞いだり、各自ポーズをとりながら記念撮影をしていました。
<三神庫>
<陽明門>がシートで覆われているためなのか、もともとここが撮影スポットなのかは分かりませんが、修学旅行生らが<三神庫>をバックに代わる代わる集合写真を撮っていました。
<陽明門>
鳥居越しに見える、養生シートに覆われた<陽明門>
<眠り猫>
「左甚五郎」作と言われている有名な「眠り猫」ですが、イメージしていたより小さかったです。
<奥宮>
ここから先が奥宮になりますが、200段の階段を昇っていくことになります。ここに来るまで相当歩いていたので、「健ちゃん」はパスと言うことなので私一人で登っていきましたが、辛かった。
階段の途中にある踊り場で撮ったものですが、左の写真の下方右に折れたところが<眠り猫>の居るところで、右はこれから登っていく階段です。
この階段を登り切ると、この位置まで来て奥宮の拝殿をを見ることができます。後10段ほどです。
<奥宮宝塔>
拝殿の裏に回ると、鋳抜門があり、その中に宝塔が建っていますが、こちらが家康公の神柩を納めた宝塔です。
こちらは、上の宝塔の写真の左に見えていますが、正確な名前は忘れましたが、お願い事が叶うという<お願い杉>というような名前の杉です。
他にもたくさん見どころはあるのですが、二人とも歩き疲れており、日光東照宮を後にして帰ることにしました。帰りは、ホテルの送迎バスを使わずに電車で帰る予定でしたので、「神橋」近くのバス停からJR日光駅まで戻りました。
<勝道上人>
「神橋」近くに、日光開山の祖「勝道上人」像が建っています。
<JR日光駅>
日光からの宇都宮までの車内は、大半が外国人観光客です。東武鉄道ではなくJRを選択したのは利便性もありますが、宇都宮で遅い昼食に餃子を食べるためです。
JR宇都宮駅前で餃子を食しあとは、都内目指して帰途につき、新宿で健ちゃんと別れて、私はもう1泊東京滞在し、翌日大阪に帰りました。
次回の健ちゃんとの旅行は、9月に<高野山>の予定です。