旅の日記

青瓦台サランチェ・徳寿宮・明洞聖堂・南山コル韓屋村・ソウル城郭

2016年8月25日(木)~27日(土)の2泊3日で5回目の訪韓。今回は、2日目に世界遺産「水原華城」へ行き、城郭を一周するのが目的でしたが、足にトラブルが発生したため断念しました。

8月25日(木)<1日目>

関西空港(KIX) 10:50 ⇒ 仁川空港(ICN) 12:40  JinAir LJ212便

LCCのJinAirで行くのは初めてでしたが、特に不都合はありませんでした。 

JinAir LJ212便 搭乗券

いつもあまり並んだイメージのない入国審査で30分ほどかかりました。ソウルまで、いつも直通列車を利用していましたがタイミングが合わず、今回は普通列車に乗り、ソウルに出て地下鉄1号線に乗り換えて、今回手配した宿のある「東大門」へ向かいました。

ホテルは「東大門」駅4番出口を出れば徒歩2分ほどの場所にあり、大通り(Choui-ro)から路地に入ってすぐです。ホテル前通路

ホテル入り口

 

 

 

 

 

 

 

右の写真は、大通り側から見た夜のホテル前道路(路地)です。

ホテル部屋ホテル部屋1予定より約40分遅れで15時半過ぎにホテルにチェックインしたので、当初は南山の散策路を歩く予定でしたが、予定を変更して「青瓦台サランチェ」に向かうことにしました。

 

<青瓦台サランチェ(チョンワデサランチェ)>

청와대 사랑채

青瓦台サランチェは大統領の官邸<青瓦台(チョンワデ)>の前に位置する、韓国の歴代大統領の足跡と韓国の伝統文化を紹介する総合観光広報館です。こちらは、無料で入館できます。

<青瓦台>の見学も出来るのですが、事前予約が必要で、旅程が決まり、予約を入れようと思った時には1か月近く先まで予約で埋まっていましたので今回は見学できません。

地下鉄3号線の「景福宮(キョンボックン)」から、景福宮の西側の道を北に行けばいいのですが、警護の人たちがたくさんいて、車は全車両検問を受けていて、歩いている私も呼び止められ、「どこへ行くのか?」と問われたので、「青瓦台サランチェ」と答えると、「日本人か?」と再び問われ、「そうだ」と答えると、「荷物の検査させて下さい」と荷物を検査されましたが、リュックを開けて中を覗いただけですぐにOKでした。威圧的な態度ではなく、終始にこやかな対応でした。その後もあちこちに警護員は立っていたのですが、後はフリーパスで青瓦台サランチェまでたどり着けました。

青瓦台サランチェから望む青瓦台方向サランチェ前は中国からの団体客で賑わっていましたが、ちょうど帰るとこだったらしく、サランチェ前の混雑はすぐに解消しました。ただ、中に入ると、1Fはガラガラでしたが、2Fにはまだ1グループ残っていて賑やかでした。

2Fには、大統領とのツーショット写真が撮れる設備があり、6種類ある背景を選択して、撮影ボタンを押すと出来上がりです。その後は自分のアドレスに画像を送信して終わりです。中国の団体がいなくなっていたので、2種類撮りました。大統領執務室

ここでは敢えて載せませんが、代わりに執務机に座った写真がこちらです。

 

帰りは来た道を戻り、検問を受けた場所では、先程の警護員から「さよなら」と言ってきました。こんなとこ歩いてくる日本人のおっちゃんはいないので覚えてくれていたのでしょうね。

 

 

<通仁市場(トォンインシジャン)>통인시장

通仁市場

途中、近くにある地元の商店街<通仁市場>に立ち寄りましたが、ここにも中国からの団体が来ていました。商店街を往復しましたが果物も野菜も安いです。

 

店先で簡単な物を食べられる店もありましたが、中国からの観光客が占拠してました。

 

その後、徒歩で<徳寿宮(トクスグン)>に向かいました。青瓦台サランチェから真っすぐ行けば、2Kmちょっとなので30分程度で行けるのですが、通仁市場を回って行ったので1時間強かかりました。

 

<徳寿宮(トクスグン)>덕수궁

地下鉄「市庁」駅すぐにあり、入り口にあたる<大漢門(テハンムン)>でチケットを購入し(1,000ウォン、日本では約100円)、<中和門(チュンファモン)>、<中和殿(チュンファジョン)>と回り、<国立現代美術館>に行きましたが、ここは18時に閉館しており入ることができませんでした。徳寿宮入園チケット徳寿宮案内図

大漢門裏側

 

<大漢門>

大漢門を内側から道路方向に見た写真です。

 

 

 

 

<中和門・中和殿>

中和門中和殿

中和殿中和殿天井

現代国立美術館

 

<現代国立美術館>

 

 

 

 

 

その後<石造殿>を通り過ぎ、<俊明堂><即?堂><昔御堂><静観軒><徳弘殿><咸寧殿>と見て回りました。

咸寧殿

<咸寧殿>

 

 

 

 

 

 

ここまで3時間ちょっと歩きっぱなしだったので、お盆の時に痛めた左膝が痛み出しました。が、とりあえず両替もしないといけないし、友人に頼まれていた買物をするために<ロッテ免税店>へ行かないといけないので明洞へ出ていきました。行く途中パラパラ小雨が降りだしたのですが、買物を終えて出てくると本格的な雨に変わっていて、傘は持っていましたが一番レートの良い両替所に行き両替(レートは10,000ウォン:110,800円)を済ませて地下に潜りました。

4号線の「明洞」駅が一番近いのですが、雨脚がさらに強くなっていたので、小さな折り畳みでは役立たずなので、地下道を通って先程までいた<徳寿宮>近くの1号線「市庁」駅まで戻りましたが、足の痛みは増してきて、階段の上り下りが苦痛の状態になっていました。「市庁」から1号線で「東大門」まで戻り、足を休ませるために、いったんホテルに引き上げました。ホテルに戻ったのは20時頃だったと思います。

ホテルで1時間ほど足を休ませてから夕食を取りに出ましたが、歩くのが苦痛なので近くの店で済ませました。お店の名前は、多分「イェンナルチャジャン」だったと思いますが、ジャージャー麺(3,000ウォン)とキムパ(1,500ウォン)を頼んだら、キムパは売り切れだと言われ、仕方なくジャージャー麺の大盛(3,500ウォン)を頼みました。

このままホテルに戻ればいいのに、<南平和市場(NPD)>方面に少し足を延ばして、<新平和ファッションタウン>などを回りました。安い服や靴を売っているのですが、傘をさしているのでゆっくり手に取ってみることができないので、日を改めて買おうと思い見て回るだけにしていましたが、足の痛みがぶり返してきたのでほどなくホテルに戻りました。

翌日、世界遺産の<水原華城(スウォンファソン)>へ行くつもりでしたが、足の痛みを考えると、4.5Kmほどなんですが、歩ける自信がないので断念しました。シャワーで汗を流し、湿布薬を膝に貼ってベッドにもぐりこみました。

 

8月26日(金)<2日目>

朝起きると、昨日ほどの痛みはないですが、充分に違和感はあります。

今日は、足の様子を見ながら、思いつくままに観光することにしましたが、朝食も兼ねて明洞に出ました。

初めて韓国に来た時には、修復工事が行われており中に入ることができず、その後も行く機会はあったのですが、行ったことのない明洞聖堂に向かいました。すぐ近くに神仙ソルロンタンの店があるので、そこで朝食も食べるつもりで行きましたが、ソルロンタンには10数人が並んでいるので、先に明洞聖堂に行きました。

 

<明洞聖堂(ミョンドンソンダン)>명동성당

 

明洞大聖堂1明洞大聖堂2明洞大聖堂3

カトリックの教会であり、韓国で最初の煉瓦造りの聖堂で、ゴシック様式の建造物です。本堂の高さは23メートル、鐘塔の高さは45メートルあります。

明洞大聖堂6

明洞大聖堂5

 

 

 

 

 

 

中に入ると数名の信者の方がお祈りをしていますが、観光客も数人おり、聖堂内の写真を撮っているので、私も撮りましたが、フラッシュをたくわけにはいかないので、少しピントがぼけてしまいましたが立派な教会です。

明洞大聖堂7

 

明洞聖堂を裏から見た写真です。

 

 

 

 

 

ソルロンタンはまだ並んでいるので、別の店を探してウロウロし路地を入っていくと、最初に韓国に来た時に入ったお粥の店を見つけましたが、開いているのかどうか覗いていたら、隣の店のアジュンマに声をかけられそちらの店に入りました。店の名前も確認しなかったし、料理も何を頼んだのか忘れましたが、大変美味しくいただきました。多分10,000ウォンだったと思いますが、それも定かではありません。

チゲ朝食店

次は「忠武路(チュンムロ)」にある<南山コル韓屋村>に行く予定で、一駅歩いていきました。

 

<南山コル韓屋村(ナムサンコル ハノッマウル)>

남산골 한옥마을

 

ここは数年前に来たのですが、その時の写真南山コル韓屋村入り口はアクシデントで全て失われていたので、改めての訪問です。こちらは入場料はかかりません。韓屋が5棟移築されており、前回来た時もドラマか何かの撮影をしていましたし、今回も多分鞄の広告だと思うのですが、モデルさんの撮影をしていました。正門の右横に日本語のパンフレットも置いてありますので、合わせて見ていけばよく分かると思います。

南山韓屋村案内板泉雨閣と青鶴池

南山韓屋村3南山韓屋村2

前回訪問時は、韓屋周辺だけしか見なかったのですが、足が痛いくせに少し小高い所にある<ソウル千年タイムカプセル広場>まで足を延ばしました。行く途中には、川のせせらぎを聴くための<聴流亭>などがある庭園が広がっています。

<ソウル千年タイムカプセル>

タイムカプセル5タイムカプセル3タイムカプセル4タイムカプセル2各都市首長からのメッセージも刻まれており、日本は鈴木東京都知事(設置当時)からのメッセージが刻まれていました。

南山コル韓屋村を出たのは12時過ぎでした。今回もう一つ行きたかった、南山を通っている部分のソウル城郭に沿って歩きたかったのですが、約6Km山に登って下ることになります。今の足の状態ではとても難しいのですが(水原華城に行くのを断念したのですから)、南山山頂にある南山タワーの所から下のケーブルカー乗り場までの2Km弱の下りなら何とかなるかもと思い、南山循環バスに乗り南山バス停まで行くことにしました。

忠武路バス停

韓屋村を出た大通りにもバス停はあるのですが小さなバス停だし、Starbucksで買いたいものもあったので、次の大韓劇場(映画館)近くにある大きなバス停まで歩きました(約200メートル)。

バスがなかなか来ず、他のルートのバスは頻繁に来るのですが、それに乗る人は少なく、大半の人が南山循環バスを待っているようで、徐々に人が増えてきます。でも日本人らしき人はおらず、全員が地元韓国の方だと思われます。ようやくバスが来ましたが、満員で待っていた人の最後に何とか乗り込むことができましたが、次の停留所からは、運転手が「もう乗れない。次のバスを待て。」と叫んでいました。危ないところでした。

20分ほどで南山バス停に到着しました。

 

<ソウル城郭>

南山案内図バス停から南山タワーを望む

 

 

 

 

 

 

バス停から城郭沿いにNソウルタワー(南山タワー)を目指して登り坂です。

城壁1

烽火台

 

 

 

 

 

 

 

Nソウルタワーには2回来ているので素通りし、烽火台を横切ってここからは下るだけです。山上のケーブルカー乗り場も通り越して城郭沿いの散策路を下っていきました。

 

 

散策路1散策路3散策路4散策路2

 

が、すぐに左膝が痛みはじめ、下りの坂道だと勝手に思い込んでいた下り道は、90%が階段です。左足の踏ん張りがきかなくなってきて、右足への衝撃が相当きつくなってきました。

 

 

ビュースポット

途中でビュースポットがあり、ソウル市内が見渡せますが、距離が近いだけで、やっぱり上から見るほうが広範囲に見渡せていいです。

 

ビューストップから望む明洞方向

 

 

 

 

 

 

散策路5

 

下から登り始めるところの案内板です。

散策路

 

 

 

 

 

 

 

足をだましだまし、ようやく下のケーブルカー乗り場にたどり着き、ここからは「南山オルミ(斜行エレベーター)」で下り、この場で5分ほど足を休めた後、明洞まで戻りました。

神仙ソルロンタン

 

お腹もすいてきたので、朝食べれなった「神仙ソルロンタン」に行き、「ソルロンタン」(7,000ウォン)を食べた後、「明洞」から地下鉄4号線で「東大門」まで戻り、ホテルに15時半ごろに引き上げました。

 

 

1時間ほど休んだ後、煙草を吸うために外に出たついでに、ホテル周辺を15分ほど散歩して、またホテルに戻りました。仮眠を取ろうと思いましたが、寝付けずにベッドに横になり足を休めるだけになりました。2時間半ほど休息をとり、夕食をとるために外出しました。今回は、まだ焼肉を食べていないので、前に入って美味しかった焼肉屋に行くと満席で入れません。で、その周辺を捜し歩いていると、朝と一緒でアジュンマが声をかけてきました。焼肉もあると言うので、歩き回りたくないのでその店に入りましたが、先客は3組だけで、席は3テーブル空いています。不安がよぎりますが手遅れ。

夕食サムギョプサル夕食店定番の「サムギョプサル」を頼み、ご飯も付けました。肉類はどの店に入っても同じで2人前からの注文です。空いていると思う不安は当たり、そんなに美味しくなかったですが、お腹だけはいっぱいになりました。

ファッションタウン内

 

その後、昨夜回った、<南平和市場(NPD)>、<新平和ファッションタウン>などを回りましたが、ついに左足をかばって歩いていたせいで右足がこむら返りになり(左足もつる寸前です)、しばらく回復を待ちましたが、完全につってしまい激痛が走ります。10分ほどたってようやく治まりましたが、軽い肉離れのような状態になってしまい、左膝は痛いし、右ふくらはぎは痛いしで、普通なら10分もかからないようなホテルまでの道のりを倍異常の20分ほどかけて21時半過ぎにたどり着きました。ホテルにはエレベーターはなく、3Fの部屋まで戻るだけでも苦痛そのものでした。

 

シャワーを浴び(バスタブなしなので)、左膝のために持参した湿布薬を両ふくらはぎに貼り、左膝にも貼り、持ってきた湿布薬がなくなりました。ベッドに入り、テレビを観ながら、いつしか眠りについていました。

8月27日(土)

朝起きて、足の痛みは多少和らいでいましたが、左膝は痛いままだし、右ふくらはぎは筋肉痛ではなく、軽い肉離れ状態です。早く目が覚めたので、ホテル近くの食堂に入り、冷麺を頼みましたが、ハラモニ1人しかいなくて、朝早い時間は「もやし定食」しかできないらしいので、それにしました。イメージとして、もやしのナムルがご飯に載っているという感じで、周りで食べている人を見まわすと、ビビンバと同じようにかき混ぜて食べているので、真似をして食べましたが、意外と美味しかったです。お値段は3,000ウォン。

食事をした後は、また周辺をぶらっとしてホテルに戻り荷造りをしました。

今日は、11時頃にはソウルを出て空港に向かわないといけないのですが、時間が真っすぐ行くには早すぎると思い(ソウルのロッテマートでお土産を買うつもりですが)、「平和市場」によってから行くことにしましたが、時間が早いため、店はほとんど開いていなくて、東和商店街を通って、地下鉄4号線の「東大門歴史文化公園」駅から「ソウル」に出ました。

ロッテマートで買い物をしたのですが、ゆっくりしすぎて思いのほか時間が経ってしまい、その上90,000ウォンほど持っていたのですが、イカのキムチが高かったみたいで持ち金がほぼなくなるくらい買ってしまいました。残金がなくなり、T-MONEYの残金も仁川空港までの運賃に足りないため、ソウル駅構内にあるIBK企業銀行の両替所に向かいました。以前もここで両替しようと思ったのですが、あまりにも順番待ちが長いのであきらめた経緯がありますが、今回は何としても替えないといけないので、覚悟を決めていきましたが、2人待ちというラッキー。3分ほどで両替を済ませましたが、10:56の直通列車に乗るつもりでしたが、間に合わず、11:02発の普通列車に乗りました。空港には12:00頃に着きます。

フライトは13:45なので、何とか間に合いそうと思っていたら、チェックインカウンターが長蛇の列。チェックインが終わったのは12:55です。空港で食事をしようと思っていたのにとても時間がありません。急いで、出国手続きを済ませて、頼まれて買っていた商品をロッテ免税店に引き取りに行きましたが、ここでも5分待ち、チケットには登場口に13:15の記載。多少遅れても大丈夫とは思っていますが、今回の搭乗口は、シャトル・トレインに乗って移動しないといけない106番ゲートです。シャトル・トレインの駅から一番離れた場所です。免税店を出たのが13:10ですが、ここからシャトル乗り場までもそこそこの距離があります。同じような時間に空港につき、チェックインで思いのほか時間を取られた仲間はたくさんいたようで、シャトルを降りると走って搭乗口に向かう人が大勢いました。私は、足も痛いので開き直り、可能な限りの速さで歩きましたが、シャトルの次の便、その次の便から降りた人も走って私を抜いていきます。ようやく搭乗口に着いたのは13:27でした。搭乗は始まっていましたが、まだそれなりの長さがあり、ソウル駅で吸ってから約2時間半経過しており、これからさらに約2時間吸えないのもつらいので、すぐ近くにあった喫煙ルームに飛び込み半分ほど吸って出てきましたが、搭乗は続いており、まだ走ってきて列の後ろに並ぶ人もいた状況です。チェックインでこんなに時間がかかったのは初めてです。フライトの2時間前に空港についていても、15分余裕があっただけで、食事する時間はなかったでしょうね。

復路チケット

 

仁川空港(ICN) 13:45 ⇒ 関西空港(KIX) 15:30  JinAir LJ213便

というわけで、足を痛めて予定していた「水原華城」には行けなかったし、もう少し街中を歩きたかったのですが、ホテルに早めに帰らざるを得ない旅行となりましたが、エアの代金は空港利用税などを含めて往復で約14,000円、ホテルは2泊で約6,500円と安くいけました。

気温は昼間は31℃くらいで、夜は24℃くらいでしたので、直前の連日猛暑日、熱帯夜の大阪の暑さに比べたら涼しく感じました。

 

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