松山・今治・しまなみ海道・尾道・広島
9月28日~10月1日 3泊4日
「しまなみ海道」を自転車で走ることが目的でしたが、せっかく愛媛県(今治スタート)や広島県(尾道ゴール)に行くので、「しまなみ海道」を走る前に新居浜の昔の旅仲間に会うことと、走った後に広島にいる息子に会うことも予定して出かけました。週間天気予報ではずっと雨予報ですが、早くから予定していたので雨天決行で走るつもりです。
9月28日(水)
関西空港から松山空港へPeachで飛びました。Peachに乗るのは初めてなので、関空の第2ターミナルを利用するのも初めてです。
関西空港19:15 ⇒ 松山空港20:05 Peach 309便
フライトは遅れて、松山空港に20分遅れでの到着でしたが、シャトルバスは便が着くのを待ってからの発車でした。
この日はJR松山駅近くの「松山ヒルズホテル」を手配していましたので、松山駅で降りてとりあえずホテルにチェックインしました。夕食をとるために21時半過ぎにホテルを出ましたが、空いている店はお好み焼屋(ほぼ満席)と洋風居酒屋(満席)だけで、ほかの店は閉まっています。もっと探せばあったかも知れませんが、雨も小雨ですが降っているし、面倒くさいのでコンビニで弁当を買って帰り、ホテルでの食事となりました。
9月29日(木)
新居浜の旅仲間タマキリが車で松山駅まで迎えに来てくれることになっていたので、ホテルで朝食を済ませて駅に行き、10時前に合流しました。行く前から、行きたい場所に案内してくれることになっていたので、希望は<松山城><道後温泉本館><今治城>の3か所だけ。後はお任せということで、先ず、「松山城」へ案内してもらいました。
<伊予松山城>
松山城へは市街地からロープウェイもしくはリフトに乗り、勝山山頂に行きます。ロープウェイもリフトも料金(510円)は同じですが、この日は雨のためにリフトは休止されていました。ロープウェイを降りて少し坂道を登るとお城が見えてきます。
伊予松山城は現存する12城のうちの一つで、国の重要文化財になっており、連立式層塔型の天守です。観覧料は510円ですが、見ごたえのあるお城でした。
<松山城>の配置図です。
<道後温泉本館>
続いて「道後温泉本館」に行きました。「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと言われる本館ですが、当初は2017年から耐震工事のために全面閉館されることになっていましたが、その後、部分閉鎖で工事を進めることになったようです。ただ、いずれにしても工事の間は一部しか利用できないので、代替の「椿の湯」などを併用して使うことになるようです。
<来島海峡大橋:糸山展望台>
次は、「明日こんなとこを走るつもりか」と、来島海峡大橋を見渡せる<糸山展望台>に連れて行かれました。見下ろすと、橋の上に上がっていくループ状になっている自転車道が見えます。でも、実際に走ってみるとわかりますが、ここはまだゆったりしていました。
その後、展望台からすぐ近くにある「大潮荘」というところで昼食を御馳走になりました。「糸島定食」を注文し、新鮮なお刺身、天ぷらと海の幸たっぷりで大変美味しくいただきました。
<今治城>
この後、<今治城>に連れて行ってもらいました。ここの天守は、資料がないため実存したかどうかも解明されていないようです。そのため今ある再建された天守は模擬天守と言われています。お堀は海につながっているので海水で、潮の満ち引きによって水位も変わるようです。友人曰く、先日エイが迷い込んだそうです。昨年はサメも迷い込んでいるようです。普段からチヌやボラが泳いでいるみたいです。
で、この<今治城>で明日9/30から3日間、「しまなみ海道」スリーデーマーチがあることを初めて知りました。今治城が愛媛側の総合受付所でスタート地点です。雨にもかかわらず荷物を持った人が事前受付に訪れていました。明日、自転車で走るのにスムースに走れるのか心配になりました。
18時頃にこの日の宿「海舟亭」まで送ってもらい別れました。早く着いたので、夕食を外に出て食べようかと思いましたが、ダメもとで夕食を頼んでみると快く受けてもらい19時15分に夕食の手配ができました。税込み1,000円で、お寿司、刺身、天ぷら、鯛めしとボリュームもたっぷりで超満足な食事でした。食事の写真は撮り忘れていました。
9月30日(金)
朝、宿を出て今治駅のカフェでモーニングを食べ、自転車を借りる「サンライズ糸山」から迎えに来てもらえる波止浜駅に向かいました。<しまなみ海道>約70Km走破への第一歩です。思い出せる過去の最長走行距離は約40Kmですので、予定している7時間で完走できるのかどうか自信はありません。途中で寄ってみたい観光名所もありますが、今回は完走することだけを目標としています。
<サンライズ糸山>
自転車を借りる手続きを済ませて、9時15分ペダルをこぎ始めました。雨は降っていますが、全く気にならない程度の小雨です。
こちらが全コースの高低表です。
スタートしてすぐに、昨日展望台から見下ろしていた、来島海峡大橋まで登っていくループ状の専用道を走ります。まだスタートしたばかりなので、一気に橋の上までたどり着きました。
<来島海峡大橋>
第一大橋、第二大橋、第三大橋の三つの吊橋が連なり、全長4,105mで全部で6つ渡る橋の中で最長です。第三大橋と第二大橋の間にある「馬島」には、橋の上からエレベーターで降りることができますが、私の今回の目標は完走ですので寄り道せずに走り抜けました。
<大島>
宮窪観光案内所(スタートから約17Km地点)で第1回目の休憩をとるつもりでしたが、勢いで通り過ぎ、最初の休憩は<伯方・大島大橋>へのアプローチ路に入ったところでした。時間は10時20分(約19Km地点)
休んでいるときに、オーストラリアから来ている若者に声をかけられ、少し話(私は、単語だけの英語です)をして別れました。約10分弱の休憩でした。
<伯方・大島大橋>
二つの橋からなる全長1,165mの橋です。
<伯方島>
約20分ほど走って、道の駅「伯方S・Cパーク」(マリンオアシスはかた)で再びちゃんとした休憩を取りました。(10時50分:約22Km地点)目の前は海水浴場です。20分ほど休憩しているうちに雨は完全にやみました。
<大三島橋>
<大三島>
多々羅大橋の自転車道に入る場所にある、道の駅「多々羅しまなみ公園」で休憩を約10分取りました。(11時50分:約31Km地点)
<多々羅大橋>
全長1,480mの国内最長の斜張橋ですが、途中2か所に<鳴き龍>と呼ばれる場所があり、ここで手を叩くと音が共鳴して聞こえます。手を叩かなくても、拍子木も置いてあり、手を叩くより甲高い音が響き渡ります。
また、この橋の間に愛媛と広島の県境があります。
<生口島>
サイクルパンツをはいていましたが、お尻が悲鳴をあげだしたので休憩するつもりで「瀬戸田サンセットビーチ」に立ち寄りましたが、時間もお昼を回っているので、ついでに昼食をとることにしました。(12時40分:約38Km)レストラン内に入った時には二人いましたが、ちょうど出るところで、客は私一人になりました。お薦めを聞くと「尾道ラーメン」(600円)と言うのでそれを注文しました。
因みに、ここへ来る途中から沖合に<ひょうたん島>が見えます。
13時20分頃に再スタートしましたが、走り始めるとすぐにお尻は痛み出し、ペダルを漕ぐのが苦痛です。だましだまし走りながらも、15分おきぐらいに小休止を取り、ようやく生口橋にたどり着きました。(14時:約50Km)
<生口橋>
全長790mの斜張橋です。ここで、大島あたりから何度か顔は合わせていたのですが、一人は南米系の女の子で、一人はアジア系の女の子の二人連れの写真を撮ってあげました。
この子たちは、最初に今治駅のコンビニで見かけていましたが、この時はアジア系の女の子は男の子だと思っていましし、しまなみ海道を走るとも思っていませんでした。実際、列車には乗っていませんでしたので、バスで「サンライズ糸山」まで行ったんだと思います。
<因島>
因島内もお尻の痛みをとるために頻繁に休憩をし、15時ごろに因島大橋への自転車道にたどり着きました。(約61Km)最後のアプローチではずっと上り坂が続いており、自転車は押して登りましたが、途中で先程の外国人の女の子に「バァーイ」と抜かれていきました。彼女たちとは、途中で何度か顔を合わせており、ほぼ同じペースで走っていたようです。撮った写真にも何回か写っています。
<因島大橋>
最後の橋です。全長は1,270mで、この橋だけは自動車道の下が自転車道になっています。橋の上に着くと、先程抜かれた女の子たちが休憩しており、私も休憩していたら、また写真を撮ってくれと頼まれました。
<向島>
お尻の痛さは、ほぼ限界です。この島も休めそうな場所を見つけては小休止を繰り返して、16時によやく渡船場にたどり着きました。しばらく完走した余韻に浸り20分ほどゆっくりした後に船に乗りました。船は5分もかからずに尾道に到着です。乗船料が100円と自転車が10円の110円です。
<尾道>
返却場所に自転車を返却し、「完走認定証」と記念品のバッチをもらっていたら、彼女たちも帰ってきました。1本後の船だったと思います。
この後、広島まで在来線で向かいました。
広島に到着して、息子から聞いていた駅ビルにある、広島つけ麺のお店「ばくだん屋」に行きました。こちらが、その広島つけ麺です。辛さを選べるので、通常は2辛なので3辛を頼みましたが、それほど辛くはなく5辛位でも良かったかもしれません。
左は麺で、右はつけ汁です。
その後、駅前にある今日の宿「ホテルサンパレス」にチェックインしました。
10月1日(土)
息子と合流し、先ずはお薦めのお好み焼屋に行きました。何がお薦めかというと、広島の人たちは「おたふくソース」ではなく「ミツワソース」推しのようで、このお店が「ミツワソース」を使っているのです。ソースが美味しかったのか、もともと美味しいのかは判別できませんが、美味しかったです。
<広島平和記念公園・原爆ドーム>
その後、<広島平和記念公園>から<原爆ドーム>を見て回りましたが、外国人観光客も多く来ていました。ここには24年ぶりに来ました。
この後、次のおすすめ「汁なし担担麺」(キング軒)を食べに行くことなっていましたが、流石にお腹が空かず、お茶を飲んで時間を潰してから行きました。ここも辛さを選べるので2辛にしましたが、山椒が効いており、辛いというよりは舌が痺れる辛さです。食べ終わってから、しばらくピリピリしてました。
盛られた麺を汁がなくなるまでかき混ぜて食べるのですが、左は少し混ぜてしまいましたが、混ぜる前で、右は混ぜ終わった後です。お店の推奨は約30回混ぜてくださいとありました。
<広島城>
その後、広島城に行きましたが二の丸には入りましたが、天守閣には入りませんでした。天守閣は復元されたもので、今は歴史博物館として利用されています。
息子に合流してからは、ずっと歩きです。夜は遅め(21:20)の新幹線を手配していたのですが、息子は職場の広島優勝祝賀会に参加するため、17時半ごろに別れました。約4時間どうして過ごそうかと考えながらも、とりあえず八丁堀から広島駅まで歩いていくことにしました。これで30分消化。次にパチンコ屋に行き100分消化(勝ちました)。ご飯を食べようと思いましたが、お腹が全く空いていないのでお茶だけ飲んで60分消化。残り約40分はお土産を見て回り、待合室で待機となりました。
帰りは新幹線で一気に大阪まで帰りました。