旅の日記

忠烈祠・故宮博物院・十分・九分・台北101・中正紀念堂・総統府・西門界隈

2018年5月13日(日)から15日(火)の2泊3日で3度目の訪台。今回は一人ではなく古い友人との二人連れで、友人は初の台湾訪問のために主たる観光地を巡るとともに、食を楽しんできました。

往路は関西空港8:25発、桃園空港10:15(現地時間)のMM023便で台湾入り。桃園空港からはこれまでは、バスルートしかなかったのですが、2017年3月に開通した<桃園空港MRT>に乗り、約40分で台北駅に到着。

5月13日(日)<1日目>

 

<桃園空港MRT>

桃園空港MRT:第一機場駅桃園空港MRT:路線図

台北駅には12:00少し前に着いたので、先ずは腹ごしらえということで食べるところを探しておりましたが、台北駅の構内に大勢の人たちが座り込んでいる光景に出くわし(3年前に来た時は冬だったせいかも知れないが、座り込んでいる人居なかったようにも)思わずパチリ。

台北駅構内

 

よーくみると、白と黒の床地ですが、座り込んでいるのは黒い部分で、白にはほとんど座っていません。暗黙のルールがあるんでしょうね。でないと、駅構内をこっちから向こうへ行けないですから。

 

 

 

食事処を探すのにも疲れてきたときに目に入ったのが<台鐵弁當>の文字。台湾の駅弁は温かいとどこかで見たか聞いたことがあるので、弁当を購入して、現地の人たちと同じようにここに座り込んで弁当で昼食を済ますことになりました。<拝骨弁当>80元(日本円換算300円強)で購入。これが、ご飯もお肉もほのかに温かく非常に美味しくいただきました。

台鐵弁當:拝骨弁当     

今回のホテルはこの台北の駅前にあるシーザーパークではなく、隣のビル内(台北三越とシーザーパークの間にあるビル)に昨年オープンした<台北Hインペリアル>(インペリアルH台北ではありません)に予約を入れているので、荷物を預けてから行動しようかと迷いましたが、二人ともリュックで左程荷物も重くないので、先ずは衛兵交代で有名な<忠烈祠>へ向かいました。MRT<圓山駅>で降り、駅からはバスに乗車。

 

<忠烈祠>

忠烈祠

バス停は<忠烈祠>の前にあり、バス停から見える光景がこの1枚です。

乗る前に運転手さんに<忠烈祠>に停まるかどうか聞いていたので、バス停に着いたときに降車ボタンを押していないのに「着いたよ」と言われておりました。会話したように書いてますが、あくまでも雰囲気です。

 

忠烈祠

 

門を守る衛兵ですが、交代の時間までは微動だにしません。分からないように動いているかも知れませんが、見た目には蝋人形と同じです。

 

 

 

着いた時間は交代式が始まる少し前だったのですが、程なくして<衛兵交代式>が始まりました。我々が着いたときにはほとんど人影はなかったのに、始まる直前には観光バスが相次いで到着し、そこそこの見物客が集まっていました。

衛兵交代式衛兵交代式

制服の色によってどこの所属か分かるようです。因みに、陸軍は深緑、海軍は白(夏)・黒(冬)、空軍は青の制服です。この日は陸軍。

 

<故宮博物院>

次に、<故宮博物院>に向かうためにバスでいったんMRT<圓山駅>に戻り、MRT<士林駅>まで出て、そこからバスに乗るつもりでしたが、TAXIで時間節約ということになり、TAXIで故宮博物院に向かいました。TAXI料金は200元で、1人当たり100元(400円弱)です。

故宮博物館入り口門故宮博物館

荷物(手荷物はOK)は持ったままだと入れないので、先ずはロッカーに荷物を預けます。一応50元投入しますが、帰るときには戻ってきますので無料です。50元は鍵の開閉のために必要なだけです。

入館料350元(1,400円弱)を支払い、先ずは3階に。

翠玉白菜

ツアー客も大半がこの部屋からスタートすると思われる<翠玉白菜>が展示されている302号室へ。

団体客と鉢合わせすると近くまで寄れないですが、団体客が過ぎ去れば近くで見ることは十分にできます。

<故宮博物院>ではフラッシュをたかなければ撮影も可能です。

 

肉形石

 

この後も、各室を回りましたが、どの部屋に何があったかは覚えていません。<肉形石>は分かりますが、後は名前を知りません。

 

普段の日の入館状況を知りませんが、この日は、日曜日のわりにはそれほどは混雑はしていなかったように感じます。展示物も団体客が通り抜けるとゆっくり見ることは出来ました。

約2時間滞在して、故宮博物院を出てホテルに向かいました。帰りはバスでMRT<士林駅>まで出て、MRT淡水線で<台北駅>へ。

 

 

 

 

<台北Hインペリアル>

今回の宿は、台北駅前の好ロケーションにある<台北Hインペリアル>に取りました。多分、昨年オープンしたホテルですが、<亜州廣場大樓>というビル内の11Fにフロントがあり、客室はおそらくこの11Fと8Fの2フロアだけだと思います。その他は、6Fにスポーツジムがあり、他は事務所関係だと思います。

1Fエレベータホールホテルフロント

11Fのフロントの裏側は吹き抜けの中庭になっており、ここは6:00~22:00の間はcoffeeやTea、トーストなどが置いてあり無料で利用できます。また、洗濯機、乾燥機も置いてあり、長期滞在者には重宝されると思います。

中庭洗濯機、乾燥機

中庭:吹き抜け(夜)

中庭:吹き抜け(昼)

 

中庭は吹き抜けになっているので、雨が降ったらどうするんだろうかと思いますが、滞在中幸いに雨にはあたりませんでした。

 

8Fフロア8F平面図客室内バス・トイレ

 

<阿貴的店>

ホテルで暫時休息後に夕食を取りに外出しましたが、夜市などには行かずにホテル周辺で地元密着の飲食店を探し、たどり着いたのがこのお店です。

阿貴的店店内

 

 

 

伝票

 

 

 

 

お薦めの2品

 

 

 

 

 

 

 

 

右の二品は店主お薦めの、上が<現炸拝骨>、下が<炸豆腐>です。

このほかメインで頼んだ料理は写真撮り忘れましたので、メニューの看板でご覧ください。

紅焼牛肉麺牛肉湯餃

 

5月14日(月)<2日目>

 

今日は、<十分>から<九分>に回り、後は成り行きでの予定です。

木柵バス停

 

MRTで文湖線の<木柵駅>に出て、ここから終点の<十分遊客中心>に向かうバスに乗るのですが、バスは9:00発のはずが40分ほど遅れてようやく来ました。

(前回来た時は、バスは時刻表通りでした。また、前回は終点まで行かずに、途中の<菁桐坑>で降りました。平渓線の終点駅<菁桐駅>があります。)

 

 

 

 

<十分・十分瀑布>

 

十分遊客中心

 

 

バスに揺られること約1時間ほどで、終点の<十分旅遊客中心>に着きました。

 

 

 

四廣潭橋

 

<四廣潭橋>という吊橋ですが、前回来た時は、この橋は通行止めになっていましたが、今回はこのルートで<十分瀑布>に向かいました。

しばらく行くと、平渓線と並行してまた吊橋<觀瀑吊橋>があります。

十分瀑布

2018年5月14日(月)の十分瀑布

2015年12月8日(火)の十分瀑布

十分老街

 

目的地の<十分瀑布>です。

前回来た時には雨でしたが、今回は晴天に恵まれました。その分、水量が少なかったです。

 

上の写真は今回の十分瀑布

 

下の写真が前回(2015年12月)の十分瀑布

 

 

 

 

 

 

<十分瀑布>から平渓線<十分駅>までは徒歩で20~30分ほどの距離です。

十分老街で他人があげる天燈をみながら、レモン水を購入し、駅へブラブラ歩いて向かうと、ちょうど列車の発車時刻になっており、危うく乗り遅れるところでした。気付くのが遅れたら1時間待ちのところでした。

 

 

<九分>

 

九分へ向かうバスの車内

 

約30分で<瑞芳駅>に到着。ここからバスで<九分>に向かいます。バス停には既に多くの観光客が並んでいましたが、程なくバスが到着。座れずに九分のバス停まで、バスに揺られながら約20分で到着しました。

 

 

九分

 

<舊道>バス停で下車し、しばらくはアーケードのある道を進んでいきますが、この辺りはバスから降りた人たちが一斉に向かうのでそれなりに混雑してます。

しばらく歩くうちにアーケードがなくなるころには、人混みも解消されていきます。

 

前回訪問時には温かい芋圓(台湾のお菓子)をこの<阿柑姨芋圓>でいただきましたが、今回は冷たいものを食べました。ほぼ食べてから写真を撮ったので、カップだけでイメージしてください。

九分

 

この辺りが写真の撮影スポットです。

 

九分

 

 

 

 

 

 

 

このすぐ横に、日本統治時代に建てられた映画館があり、今は無料で入場できる資料館を兼ねてレトロな映画が上映されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間少しの滞在で九分を離れるのですが、予定では<九分>バス停から<瑞芳駅>まで出て、台鉄に乗って<台北駅>まで戻る予定でした。が、バス停に着くと、すぐに<1062番>のバスがやってきました。このバスは台北市内の<忠孝復興>まで直通で行くバスなので、迷わずこれに乗り、1時間弱で<忠孝復興>まで戻りました。

 

<四海木須麺>

お昼をまだ食べていなかったので、ここでも地元民が利用するような飲食店を探していると、外から中の雰囲気が見える小奇麗なお店を発見。一旦保留にして他も探してみましたが、最終的にこのお店<四海木須麺>に入りました。大正解でした。頼んだ料理全てが美味しかったです。

四海木須麺伝票

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心残りは、他のテーブルで数人が食べていた焼き飯のような料理。これが非常に美味しそうに見えました。

このお店は、料理も美味しいし、店内も綺麗でお薦めのお店です。

場所はこちらです。

 

この後、明日にでも行くつもりだった<台北101>に向かうことになりました。

 

<台北101>

 

MRTで<忠孝復興駅>から<台北101駅>へ向かいました。

台北101 1F

 

駅から出たところで写した1枚です。

 

入場料600元(約2,300円)を支払い列の最後尾に並んだのですが、出てきたときには、ほとんど並んでいませんでした。タイミングが悪かったんでしょうね。

 

 

 

 

南方向                   東方向

北方向(市庁舎方向)            西方向


屋外展望所

 

 

屋外の展望所(地上390m)から、てっぺんを見た1枚です。

 

 

 

 

 

この後は<中正紀念堂>にMRTで移動です。

 

<中正紀念堂>

中正紀念堂駅5番出口

MRT<中正紀念堂駅>を出たところは、もう中正紀念堂の敷地内です。こちらの写真は、外から見たところです。

下は平面図です。左下に<捷運出口5>とあるのがこの出口です。

 

 

 

全域平面図映像

着いてすぐに、衛兵交代式が始まりました。蒋介石像を挟んで立っている衛兵が次の衛兵と交代するのですが、その模様は写真にはありません。

中正紀念堂正面入り口

この後MRTで<西門駅>まで出ました。

 

<西門>

西門:紅樓

台湾の渋谷、原宿とも言われる若者が多く集まる地域です。最終日(明日)も西門を訪れるのですが、この日は街中をブラブラしてホテルまで戻りました。

 

マンゴージュース

 

 

 

帰る途中で見つけた<マンゴーアイス>なのか<マンゴージュース>というのか、氷でキンキンに冷えた<マンゴージュース>を購入。59元ですから、日本円では約230円ぐらいかと思いますが、頭が痛くなるほどよく冷えていますので、一気にはなかなか飲めません。でも歩き疲れていたせいもあるかもしれませんが非常に美味しかったです。

 

 

一度ホテルに戻って休息後、食事のために外出。この日も夜市には行かずに昨夜と同様ホテル周辺で地元密着の飲食店を昨日とは少し違う界隈で物色。この写真はその辺りの風景です。この辺りは、19時半過ぎでしたが、店じまいしているお店が多く、朝早いお店が多い場所なのかもしれません。

 

 

<新加坡美食>

何とか空いているお店で探して見つけたお店がこのお店です。

河内美食館

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炸魚肉米粉(90元)、炸醤麺(90元)、水餃湯(90元)二人でこれだけですから、1人あたりは135元(約530円)です。

この日は、このあと足裏マッサージ(足湯10分+マッサージ30分)に行き、400元を350元(約1,300円)に負けてもらい、すっきりしてホテルに戻りました。

 

5月15日(火)<3日目最終日>

 

最終日は<象山>へのハイキングを予定していましたが、取りやめてホテルを起点に歩きで、先ずは<総統府>まで行きました。

<総統府>

総統府

 

道路のこちら側からしばらく見ていただけで、次に<東門>へ向かいました。途中、<二二八事件>で迫害を受けた方たちの受難者記念碑を訪れ、昨日行った<中正紀念堂>の中を通り抜けて行きました。

 

 

<東門・永康街>

鼎泰豊のマスコット

 

東門界隈に着いたのは9時頃でしたが、かの有名な<鼎泰豊>の店先で待っている女性二人。間もなくオープンするのかと思ったら、オープンは10時からです。喋りながら店先を覗いていたら、かの女性二人が「日本人ですか?」と声をかけてきて、「私たち予約1番です」って。二人以外誰もいないので当然一番でしょうね。<鼎泰豊>のマスコットを背景に写真を撮ってあげて、私たちは1時間近くも待つ気もないのでその場を離れ、近くで小籠包のお店を見つけました。

 

 

<江漸〇心>

店が開いているので入ったら「まだ」ってなことを言われて、まだ仕込み準備中だったんでしょうね。他にも店がないかうろうろしましたが、結局適当なお店は見つからず、30分ほど経過してましたが、ダメもとで再度お店に確認すると、今度はOKでした。

店内

小籠包120元、采肉包120元を注文しほどなく出てきましたが、出来立てのホカホカであまりにも美味しそうなので思わず食べていました。3個ほど食べて気付いて写したのがこちらです。

 

<鼎泰豊>だったら同じようなものがいくらするんでしょうかわからないですが、多分こちらの方が安いんでしょうね。

お店は無理やり入れてもらった感じで、厨房では日本での豚まんのようなサイズものをせっせと蒸して私たちの周りのテーブルに蒸しあがったものを並べていました。

 

帰りも歩きで、今度は<中正紀念堂>の外側を<景福門>方向に歩いてチェックアウトするためにホテルに戻りました。

 

<景福門(東門)>

景福門景福門と総統府

<景福門>を中心にロータリーになっており、その先には<総統府>が見えます。

ホテルでチェックアウトを済ませ、荷物はフロントで預かってもらい、昨日に続き西門に。食べようと思っていた<マンゴーかき氷><タピオカミルク>を求めつつお土産探し。

 

<西門>

西門紅樓

 

昨日この前を通った時は、既に閉館されており人はほとんどいませんでしたが、今日は表にマスコミもいたりで、何かの催しがあるようです。これだけマスコミがいても中には入っていけたので入ってみましたが、何かの記念式典みたいで、パーティなどの準備がされていました。

 

 

 

<巫記創始店>

<巫記創始店>というお店に入り、よく冷えた<タピオカ><タピオカミルク>を購入。どちらも40元(約150円)です。大半の人は持ち帰りですが、我々は休憩も兼ねて店内に入りいただきました。滅茶苦茶美味しいわけではないですが、暑い夏にはありがたい食べ物です。

 

<三兄妹>

三兄妹三兄妹店内

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かき氷のお店です。

店内はこの1Fのフロアと地下があります。地下には行ってませんので広さは分かりませんが、それほど広くはないと思います。

 

注文したのは<芒果雪花冰+冰淇淋>150元(600円弱)ですが、二人で食べてちょうどいいぐらいの量です。

マンゴーかき氷三兄妹店内

 

<365>

お土産を買いに西門地区の外れにある地元のスーパー<頂好>まで行った後に、また西門の中心街に戻ってきて、遅めの昼食済ませることになりましたが、マンゴーかき氷の店の斜め向かい辺りにある<365>というお店に入りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<鐵板蛋炒飯>60元(約230円)を食べましたが、普通の炒飯でした。

 

 

 

 

 

この後、ホテルに戻り荷物をピックアップして来た時と同じように桃園空港MRTで桃園空港に向かいました。

出発前に台湾での最後の食事ということでフードコートにある<新東洋>で食べた食事が一番高くて(180元/約700円)、一番おいしくなかったです。

 

帰りの便(Peach28便)は、機材の到着遅れで出発が30分ほど遅れたために、関空に着いたのは22:40頃。入国ゲートを通過したのが22:52。シャトルバスに飛び乗り、空港駅に着いたのが23:04。バタバタで、改札前に着いたのが22:08。私は家に辿り着くための最終のJR(23:09)に飛び乗ることができて、かろうじて当然日付は変わっていますが帰宅できました。友人は乗るつもりの空港バスに乗れずに40分ほど空港で待機して最終の空港バスで帰宅し、バス停からはTAXIで帰宅したようです。お疲れ様でした。

 

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