2024年5月19日から3泊4日で、長崎空港を起点に雲仙島原・天草・人吉・高千穂・阿蘇・熊本・柳川と回って来ました。柳川と熊本を除いて50年ぶりの訪問で、人吉には初めて行きました。4日間とも天候に恵まれて堪能してきました。
5月19日(日)
関空からピーチで長崎空港に降り立ったのは定刻の16時25分でした。レンタカーで、この日は、今宵の宿<AZ HOTEL 長崎雲仙店>まで行くだけですが、<諫早湾干拓堤防道路(雲仙多良シーライン)>で雲仙に入りました。道路のちょうど中ほどに展望所があり、画像は雲仙方向を見たものです。
ホテルにチェックインして、夕食をとるため、徒歩で7~8分の居酒屋<和(なごみ)>さんに行きました。イイダコの煮つけや姫サザエなどを食して、この日は終わりました。
5月20日(月)
島原城
ホテルで朝食を済ませて、今日は先ずは、島原城へ向かいます。島原城は1624年に築城され4氏19代の居城でしたが、明治維新により解体され石垣と堀だけが長く残されていましたが、1964年(昭和39年)に天守閣が復元されて、館内は資料館になっています。1Fはキリシタン史料、2Fは郷土史料、3Fは民俗資料が展示されていて、5Fは360度見渡せる展望所になっています。
がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)
島原城を後にして、次に<がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)>に向かいました。この施設では雲仙岳の噴火の歴史などを映像で見たりすることができるのですが、ゆっくり見る時間がないのと同時に入館料が高いので、建物をだけを見ただけで次に向かいました。
雲仙仁田峠
温泉に入る前に、雲仙ロープウェイ乗場にある仁田峠第一展望所から雲仙岳を眺めることができますが、時間に余裕があれば、ロープウェイに乗り妙見岳駅まで行き、散策路を歩けば、平成新山などをさらに間近に見ることができます。因みに少し手前にある仁田峠第二展望所にも寄ってきました。
日帰り温泉 雲仙よか湯
せっかく雲仙に行くので温泉にも入りたいということで、日帰りで利用できる格安の温泉に入ってきました。屋内に湯舟は一つですが、7~8人は入れます。別に露天風呂もありますがこれは一人用ですかね。入浴料は450円なので町中の銭湯と同程度で利用できます。この施設は元は大手企業の保養所だった施設です。素泊まりも可能ですよ。
原城跡(世界遺産:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産)
フェリーの時間は気になりますが、天草四郎時貞を担いで起こした島原の乱(島原一揆)で、一揆の軍勢は当時廃城になっていた原城に立てこもって抵抗したそうです。原城跡に着きましたが、駐車場がどこにもありません。駐在している案内所の方に聞くと、世界遺産に登録(2018年6月)されてから駐車場がなくなったそうで、そこそこ離れた、真砂という旅館の駐車場を利用するようになっていて、土日祝なら、無料でタクシー送迎してくれるそうですが、平日なので歩くしかないです。歩いて見学すると、とてもフェリーの時間には間に合いませんので、道端に車を止めて、そこがどこら辺の後なのか分からないまま写真を撮りましたが、残念ながらただの空き地にしか見えません。
このあとは、フェリー(島鉄フェリー)に乗って天草に渡ります。長崎県から熊本県への移動です。昼食がまだなんでフェリー乗場(口之津港)までに、ちゃんぽんが食べれる店がいいけどと車を走らせますが、見当たらずにフェリー乗り場が見えるとこまで来た時に食堂を発見。ちゃんぽんの文字も。口之津港の前にある<すだち>というお店に入りました。
ちゃんぽんとおにぎりに餃子か焼売がついて950円とリーズナブルな価格です。ちゃんぽん美味しかったです。
口之津港15:00出港の<島鉄フェリー>で鬼池港に定刻の15:30に到着しました。鬼池港の入港直前に船の前を野生のイルカが10数頭横切って行きます。見とれてしまって、写真もビデオも回せませんでした。
天草に入りましたが、今度は<三和フェリー>に乗るためにひたすら天草の海岸線を南下して牛深港に向かいました。牛深港18:00発のフェリーなんですが1時間以上前に到着したので、隣接してある<道の駅:うしぶか海彩館>などで時間をつぶしました。
牛深港を18:00に出港して、18:30に蔵之元港に到着。これで鹿児島県に突入です。この後は、今日の宿<AZ HOTEL 鹿児島泉店>に向かうだけです。島鉄フェリーに乗ってからは、特にどこを観光するわけでもなく、天草の景色、鹿児島の長島の景色を眺めながらホテルにチェックインしました。今日の宿の近くには飲食店がないので、夕食はホテルレストランのバイキングで済ませました。バイキングは990円、フリードリンクは990円で合わせて1,980円の夕食です。
5月21日(火)
人吉城跡
今日は人吉城跡を経由して高千穂に向かい、阿蘇山を経由して熊本市内に出る予定です。
人吉城跡の道路を挟んだ前に、5台ほど停められる無料駐車スペースがあり、広場を挟んで人吉歴史館もありますが、今回は寄りませんでした。武者返しの石垣や水の手門跡などを通り過ぎて階段を登っていくと二の丸跡にたどり着きます。さらに階段を登っていくと本丸跡ですが今回は二の丸跡で人吉市内を眺めて終わりです。
次は高千穂に向かいますが、高千穂はちょうど半世紀前の1974年に高千穂のユースに泊まって、夜に高千穂神社の夜神楽を見に行っただけで、高千穂峡谷は当時の国鉄高千穂線で鉄橋の上から紅葉の季節に眺めただけでしたので、今回一番楽しみにしている場所です。高千穂に着いたのは、ちょうど昼時だったので、高千穂神社のすぐ近くにある、<道の駅高千穂>でおにぎりセットを買って、休憩スペースで昼を済ませましたが、大勢の人でテーブルはほぼ満席状態でした。道の駅には<天手力命男(アメノタヂカラヲノミコト)>のオブジェもあります。
高千穂神社
道の駅高千穂からは歩いても行ける距離にあります。無料駐車場もあり、駐車場からは裏参道は直ぐですが、表参道に回ってお参りしてきました。境内に神楽殿がありましたが、50年前のことで記憶は定かではないですが、当時に比べて奇麗になっていると思いました。
高千穂渓谷
次に、高千穂渓谷に向かいましたが、渓谷沿いを歩くために近い駐車場は、すべて満車で入れず、臨時駐車場になっている第4押方駐車場しか停めるところがありませんでした。仕方なく、ここに車を止めましたが、ここから歩いて行くにはいったん山を登り、そして下って行かないと行けません。相当の距離がありますので、あきらめてここで来たことにしようと写真だけ取りました。画像に大きく写ってる橋は<神都高千穂大橋>で、その向こうに小さく見える橋は<高千穂大橋>です。渓谷の散策道があるのは、この小さな橋のまだ向こう側です。
少し残念ですが、諦めてもと来た道を戻っていくと、今度は満車の立て札は出てましたが、中に誘導してくれました。ここだけ有料(300円)の駐車場ですが、散策道に一番近い<第2あららぎ駐車場>に停めることができました。タイミングの問題でしょうが、諦めずに再チャレンジした結果でした。
高千穂は駐車場も満車ということで分かるように、平日だというのに多くの観光客が訪れており、特にインバウンドは多くて観光客の6割くらいはインバウンドだったように思います。
次に天岩戸のある、天岩戸神社に向かいました。
天岩戸神社西本宮
高千穂峡から少し車を走らせて、太陽神の天照大御神(アマテラスオオミノカミ)が弟の須佐之男命(スサノヲノミコト)の暴挙に怒って、洞窟(天岩戸)に隠れて、世の中が暗くなり疫病などよくないことが起こったために、八百万の神々が天岩戸を開けようと色々と試みて、最後に天手力命男(アメノタヂカラヲノミコト)の怪力で岩戸を開け放ったという天岩戸伝説で有名な天岩戸神社に着きましたが、第一駐車場は西本宮の鳥居前にあるのですが、第二駐車場に停めて、天岩戸橋を渡り参道前に並ぶ土産物屋などを見ながら天岩戸神社西本宮に行きました。因みに、第二駐車場すぐ横には東本宮がありますが、今回は参拝していません。
天岩戸(洞窟)は西本宮の御神体で拝殿内には御神体はなく、岩戸川の向こう側にある天岩戸(洞窟)が御神体で、拝殿前からは見えません。少し離れた休憩所のあたりで、何となく一部が見れるだけです。30分おきに神職が天岩戸が見える参拝所に案内してくれるのですが、20分ほど待たないといけないので、遠目に見たということで失礼しました。次は阿蘇山に向かいます。
阿蘇山噴煙展望公園
火口まで行けると思ってましたが、4月26日には噴火警戒レベル1に引き下げられて、火口付近まで行ける状態になっていましたが、なんと5月15日(6日前)に噴火警戒レベル2に引き上げられており、火口まで行くことが叶いませんでした。阿蘇はこれで3回目の訪問でしたが、いつも警戒レベルが高くて火口まで行けたことがないです。この噴煙展望公園に阿蘇山上バスターミナルがあり、ここからシャトルバスに乗って火口まで行けるのですが、噴火警戒レベル2になっていたためシャトルバスは運休されてました。
草千里
噴煙展望公園を後にして、直ぐ近くの<草千里>に立ち寄りました。
この後は、どこにも立ち寄らず、今日の宿のR&B熊本下通に向かいました。
馬刺しの店(三村)&ラーメン(龍の家)
夜は馬刺しと言うことで、ホテルのすぐそばの下通商店街へ行きましたが、至る所に馬刺しの店が並んでいます。馬刺しだけが目的でしたが、探した限りでは、馬刺しだけの店はなくて、焼肉がメインで馬刺しもあるという感じです。いろいろ探して、席が空いていそうな<三村:熊本下通店>というお店に入りましたが、最近できたお店のようでした。取り合えず馬刺しの7種盛を頼み、ほかに焼肉(もちろん馬肉)でおすすめを聞き(何を頼んだか忘れました)、焼肉を食べ終えたのに馬刺しがなかなか出て来ません。遅くなったお詫びで1種サービスで8種盛でいただきました。
でも、あまりにも馬刺しを食べることに執着していたのか、写真を撮るのを全く忘れていましたので、一切写真がありません。でも、馬刺しは美味しかったですよ。コウネ(タテガミ)という、タテガミの下の肉ですが、白くて脂身のように見えますが、食感はコリコリとして美味です。
そのあと、〆としてホテル前にある<龍の家>というラーメン屋に入り、熊本ラーメンとプラス焼飯をシェアして食しました。
5月22日(水)
熊本城
ホテルをチェックアウトして、先ずは熊本城です。二の丸駐車場に車を止めて開場の9時まで少し時間をつぶしましたが、北門は二の丸駐車場からすぐのところにありますが、北門は土日祝のみ入場可能で、平日は駐車場から少し外れた南門のみです。9時にはすでに多くの入場者がいて、一番込み合う時間なら天守閣への入場待ち時間もあるようです。
南門から入ると、見学用通路が天守閣前広場まで続いています。
天守閣は3年前(2021年)に復旧工事が完了しましたが、まだまだ震災の傷跡は残っています。ルートを歩く途中で見える景観です。
次は、長崎空港に戻る途中で柳川に立ち寄って、鰻のセイロ蒸しを食べに行くのが目的です。
柳川(セイロ蒸し・柳川藩主立花邸御花)
学生時代に、福岡の友人宅に良く遊びに行っていて、その頃に何度かウナギ料理の<若松屋>さんへ行ってたので、そのお店に行きたかったのですが、なんと定休日でがっかり。でも柳川沿いには鰻料理の店が軒を連ねて並んでいます。若松屋の隣の店に入ろうと思ったら、空席待ちで時間がかかりそうだったんで別の店に。あれこれ迷って、柳川の対岸にある<万榮堂>というお店に入りました。
お腹も満たして、少し時間の余裕があったので、柳川藩主立花邸御花も覗いてきました。無料で入れるところまでなので、邸内は観覧していません。
全ての予定を終わらせて長崎空港に戻り、長崎空港17:05発のピーチで関空に戻って今回の旅行は終わりました。